諏訪湖で行われた、第25回・全国新作花火競技大会の撮影に行ってきました。
打ち上げ花火のハイパー撮影は初めての経験で、その上、あいにくの雨。
第一人者の花火フリークさん、STEREOeYeの関谷さんに手取り足取り教えていただきながらの撮影でしたが、反省点ばかりの撮影行でした。
撮影場所は、先達のご尽力で湖畔のホテルの屋上を使わせていただくことができました。
ステレオベースは、15メートル強くらい。
撮影機材は、フィルムとデジタルの一眼レフそれぞれ1セット。
フィルムの方は20mmのレンズを縦位置にセットし、尺玉狙い、デジタルは28mm横位置で、スターマイン狙いです。
まず、心配だった2台のカメラを同じ方向にどうやってセットするのかという問題は、ファインダーの下の水平線を湖上の杭や打ち上げ台等の目印に合わせるのですが、だいたい感覚をつかむことができたと思います。
一番の問題点は、デジタル一眼レフの同期精度が悪かったことと、同期以前に遠隔側のシャッターが切れていないことが多々あったことです。
フォーカスは無限遠に固定、露出もマニュアルなので、半押しせずに一気にシャッターを切っていたのが同期精度を悪化させる原因だったと思います。
遠隔側のシャッターが切れなかった点は、どうも理由がはっきりしません。
今回使ったレリーズ・ケーブルは、10mのものを2本つなぎ、更に両端には2.5mmと3.5mmのステレオプラグの変換コネクターをつけており、必要以上に接点が多かったため、どこかで接触不良を起こしたのか? ケーブルスイッチの押し込みが甘かったのか? メモリーへの書き込みが終了する前にシャッターを切ることが多かったので、負荷がかかりすぎたのか? カメラとケーブル・スイッチを雨で濡らしたのが悪かったのか? 実践前にしっかりとテストすべきでした。
フィルムカメラの方は、片側のシャッターが切れなかったということもなく、デジカメに較べれば仕組みが単純なのでもう少しまともに同期していることを期待しているのですが、さてどうなることでしょうか。
最後に露出条件ですが、
フィルム:Velvia100F、F11、バルブで5秒から10秒くらい。
デジタル:ISO200、F10、ND4フィルター、バルブで3,4秒くらい、RAWで撮影。
デジタルの方は、ND2にするか、F8程度でよかったように思います。
そんなわけで、デジタルでかろうじて立体視できるのは4カットしかありませんでした(トホホ)。
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