立山・奥大日岳

** 2012/7/15,16 撮影 **

海の日の連休、と言っても二日間だけでしたが、立山に行ってきました。初日は、立山黒部アルペンルートの始発で扇沢から室堂に入り、雷鳥沢キャンプ場にテントを張った後、奥大日岳を往復。二日目は雷鳥沢から別山乗越へ登り、主稜線を立山まで縦走、一ノ越から雷鳥沢に戻り、テントを撤収後、帰宅という予定でした。

出発前の予報では、九州に大雨をもたらした梅雨前線が東北地方に抜けるため、二日間とも天気は何とかなるだろうと期待していたのですが、山の天気は一筋縄では行きませんでした。

室堂には8時前には着いたのですが、風雨と霧で視界は数十メートルしかなく、バスターミナル周辺の遊歩道を歩くことさえ躊躇したくなるような天候でした。結局、室堂のバスターミナルを出たのが11時過ぎ、強風の中、テントを張って昼食を済ませたら1時を過ぎてしまいました。どこか山頂を目指せる時間ではなかったので、六本歯の軽アイゼンの試し履きがてら剣岳の山容を眺めようと新室堂乗越まで雪渓を登ったのですが、稜線の向こうも厚い雲の中でまったく見えませんでした。

二日目、4時前に起きるとやや雲はあるものの立山の頂上稜線は綺麗に望め、今日は絶好の登山日和になるだろうと準備を急ぎました。ところが出発する頃には立山は雲に覆われ始め、2時間近くかけて別山乗越で主稜線に上がると、立っているのがやっとというものすごい風になっていました。山小屋でコーヒーを飲みながら天候の回復を待っていたのですが、収まる気配がなかったので今回は立山への縦走はあきらめて撤退することに。「今年は高山植物が綺麗です」という小屋の人の勧めに従って、帰りは大日岳へと至る尾根沿いの道から下山します。1時間ほどで前日に登った新室堂乗越に着きましたが、大日岳方面は時おり雲がかかるものの風は強くなさそうだったので、大日三山の一番手前の山、奥大日岳をあらためて目指すことにしました。

結果は、この転進が大正解。途中、母親と6羽の雛の雷鳥の家族に遭遇することができたし、奥大日岳山頂からは富山湾越しに能登半島まで望める絶景を楽しむことができました。この日、立山方面は終日、雲の中で、剣岳の山頂部も一度も望めませんでしたが、全体としては満足できる山行となりました。

一日目
扇沢(5:45〜6:30)=黒部ダム(7:10発)=黒部平(7:30発)=大観峰(7:45発)=室堂(7:55〜11:00、風雨、視界50mのため待機)−雷鳥沢キャンプ場(11:45〜13:00)−大日岳への稜線上2390mのピークを越えた辺り(14:30)−一ノ越へのルート確認後、帰幕(16:00)

二日目
雷鳥沢キャンプ場(5:05)−雷鳥坂(6:20〜6:25)−別山乗越・剣御前小屋(6:55〜8:00、強風のため待機後、撤退)−新室堂乗越(9:10〜9:15)−奥大日岳手前の鞍部付近(10:15〜10:30)−奥大日岳山頂(11:15〜11:35)−新室堂乗越(12:55〜13:00)−雷鳥沢キャンプ場(13:30〜14:05)−室堂(15:10)

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雷鳥沢
キャンプ場
雷鳥沢の橋
早朝の立山
雷鳥沢
雷鳥坂
大日岳への道
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雷鳥
雷鳥
雷鳥
雷鳥
雷鳥
雷鳥
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雷鳥
雷鳥
雷鳥
雷鳥
雷鳥
雷鳥
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雷鳥
奥大日岳
大日岳
富山湾遠望
奥大日岳
みくりが池