木曽馬は日本在来の中型馬で、明治時代には山間地農耕馬としておよそ7,000頭が飼育されていました。 人と同じ屋根の下で我が子同様に育てられ、近所の馬が病気になれば見舞いを贈りあったそうです。 しかし軍用馬には不向きとの理由で外国種との交配が進められ、昭和18年には木曽馬の純潔種は絶滅しました。 昭和21年、幸いなことに御神馬として密かに残されていた純系木曽馬が発見され、復元事業が開始されました。 現在では木曽地域に約70頭、全国では約100頭が保護・育成されているとのことです。