奄美大島の生き物

** 2010/3/21-24 撮影 **

出発日の21日は前線の通過に伴う暴風雨で、午前8時までの羽田出発便は全便欠航。奄美大島行きは8時35分発で、空港についた段階では判断待ちという状況でした。テレビのニュースでよく見る、「乗る予定だった便が欠航になり途方にくれる人々」になる順番が回ってきてしまったかと、空模様以上にどんよりした気分になってしまいました。

まあ、こちらではどうすることもできないので朝食をとっていると、徐々に空が明るくなり、沖縄便の搭乗手続きがはじまりました。結局、奄美大島行きも1時間遅れただけで無事に出発。日頃の行いが特に良いわけでもないのに、何ともありがたい話でした。

今回の旅の主な目的は、野鳥や夜の森の動物観察です。状況のよくわからない林道にレンタカーで突っ込む気にはなれず、夜の森など何処へ行ったら良いかさっぱりわかりませんので、週間予報で一番天気が良さそうだった2日目は朝から晩まで丸一日、ガイドさんに案内してもらいました。そのおかげで、まさか見れるとは思わなかった絶滅危惧種のアマミノクロウサギ、アマミヤマシギを見ることができました。野生動物との遭遇は全くの運任せですので、本当にラッキーだったと思います。

野鳥もそうですが、夜の小動物などのステレオ撮影はとても難しいです。どこからハブが出てくるかわからないので、夜のツアーはすべて車の中からの撮影です(ガイドさんの車はサンルーフ付きのX-TRAILで、雨よけのドアバイザーも付けていない撮影者向き仕様でした)。動物を探しながら林道をゆっくりと進み、ガイドさんが発見すると懐中電灯で照らしてもらい、それを手がかりに急いで撮影するのですが、相手はあっという間に逃げてしまうので、せいぜい数カット撮れれば良い方です。それに相手は小さく、距離も数メートルから十数メートル離れています。アマミノクロウサギは35ミリ換算で400ミリの望遠レンズと十数メートルまで届くストロボが必要だと思いましたが、とっさのチャンスにそんな機材で手持ち撮影ができるのか、いささか心もとないです。

野鳥ではオオトラツグミ、アカヒゲ、カラスバト、他にもカエルやトカゲなどの小動物も見たかったのですが、初めての奄美行きで季節も考えると、写真の出来はともかく、今回の成果は上出来だったと思います。


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ルリカケス
ルリカケス
ルリカケス
ルリカケス
ルリカケス
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オーストン
オオアカゲラ
アマミヤマシギ
アマミヤマシギ
アマミヤマシギ
リュウキュウ
キジバト
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アマミノ
クロウサギ
アマミノ
クロウサギ
アマミノクロ
ウサギの糞
カワセミ
カワセミ
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イソヒヨドリ
ウミガメ
ヤドカリ
キノボリトカゲ
キノボリトカゲ